奈良県 池原ダム / 三重・和歌山県 七色ダム
2004年台風21号では、紀伊半島において台風が遠く離れているときから記録的な集中豪雨が発生しました。三重県尾鷲では1300ミリを超えました。 その時、ダム好きさんは池原ダムで数千トンの放流が見込めると睨んで、台風接近前から池原ダムに潜入しておりました。 池原ダムは尾鷲に非常に近い位置にありますので、雨量も同じぐらい降ったのではないかと思います。 池原ダムはダム本体にゲート設備を持っておりません。放流のためのゲートはダムから数百メートルはなれた別の場所にあります。 池原ダムの本体のアーチダムです。 池原ダムの放流用ゲートです。一見すると重力式のダムのようですが、地形の低くなっているところに作ったものなので、ダムではありません。 位置関係は地図でどうぞ。 放流するとこんな感じですね。毎秒2000トンぐらいでした。このとき、このエリアの雨量は時間100ミリぐらい降ってまして、撮影も大変でした。 このとき、下流の七色ダムでは毎秒5000トンを超えていました。 とりあえず七色ダムにも向かったんですが、目の前でこんなの落ちてくるんですよね。 このときはさすがに肝をつぶしましたねー。 もう涙目。 何とか七色ダムにたどり着きましたけど、何これ?? 高さ30メートルぐらい水がジャンプしております。 これはダムの基礎を衝撃から保護するためにこうやって水をダムから離れた位置に飛ばすための工夫なんですけど、このときの放流は毎秒2500トンぐらいだということです。大迫力でしたね。 まあ、大雨の時の山道はとっても危険なので、みなさん真似しない方がいいと思います。私もこの一件で冷や汗をかきました。無縁仏にならなくてよかった・・・ 戻る |